ちょつと散歩 2017 ~ 金沢八景 その 3 ~


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海の公園から歩いて称名寺に来ました~~~。
称名寺は1259年、鎌倉幕府の北条一族、北条実時によって建てられたお寺で、称名寺境内全体が国指定遺跡になっているそうです。
門の左側から入ると
しっとりと・・・・日差しが陰ってきました。
横浜市内に こんな素晴らしい! !  お庭があるなんて・・・。
右側が太鼓橋、左側が平橋、この池は「阿字ケ池」なそうです。
なんとも美しい! !

これが典型的な極楽浄土をあらわした 浄土庭園とのこと。
ひっそりとして人影はなく、聞こえるのは鳥の鳴き声だけです。
太鼓橋を渡ります。

橋を渡りきると 、安藤広重の絵(ウィキペディアより)、金沢八景「称名晩鐘」として有名な称名寺の梵鐘が。

これが その梵鐘です。
北条実時が1269年、造らせたものが、地震によって壊れたため、1301年に改めて
造られたものとのこと。

夕暮れに、この静寂の中で晩鐘が響くに様を思い浮かべます・・・。
ちょっと寂しげな・・・・・儚くて・・・・・・・・。
称名寺から再び金沢八景駅の方、洲崎まで戻りました。
ここ金沢八景は、明治期には、伊藤博文ほか政治家の別荘地がある場所として、
大正以降は海軍の軍事都市という、重層的な歴史のある場所とのこと。
伊藤博文らがこの地の料亭、東屋に籠って 明治憲法の草案づくりをしたという
その記念の石碑が 洲崎神社の近くにありました。

石碑から歩いてすぐの こじんまりとした洲崎神社。
この辺りも広重の絵「洲崎の晴嵐」に描かれている金沢八景の一つ、
昔はこのすぐ前は海だったそうです。

洲崎神社の隣、今回 ぜひ寄って見たかった、龍華寺。   
龍華寺は 源頼朝が、瀬戸神社を建てた後に、瀬戸神社の別当寺として建てた
浄願寺がはじまりと言われているそうです。
あの徒然草を書いた吉田兼好が鎌倉時代にここに住んでいたそうです。
驚きです! !
800年以上の歴史を持つお寺、ここには歴史的に貴重な宝物が・・・。

龍華寺の梵鐘は 1541年の銘があるとのこと。
県の重要文化財になっているそうです。
茅葺屋根・・・・ 何とも風情が。

龍華寺の地蔵堂にある大黒天は 金沢地区の七福神になっているとのこと。

地蔵堂前には、熱海桜。
最後に満開の桜が見れました! !   嬉しいです。

近づいてみると、何羽ものメジロが忙しそうに、花の蜜をついばんでいます。
そばに寄っても、おかまいなしです。
ピッ♫ ピッ♬ ピッ(^^♪ と しぐさがとっても可愛い! !

今日は、江戸後期の浮世絵師、安藤広重が描いた金沢八景の景勝地を辿りながら、
訪れたばかりの春を感じつつ、その6か所を廻ることができました。
歩いていたら、この辺りは鎌倉と縁の深い歴史ある地区なんだということがよく分かりました。
あちらこちらで、地元の人たちから気軽に話しかけていただき、とれたてのワカメまで
頂いてしまいました。
人情味あふれるあったかい町、金沢八景。
海が見たかったので、キラキラと寄せては返す 金沢八景の海、最高でした!!

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