ちょっと散歩 ~2016 目黒 ~

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東京都庭園美術館の「メディチ家の至宝」展を見に、目黒まで行ってきました。


午後には気温が30℃にも上昇したのですが、カラッとした陽気にめぐまれ、目黒の街を気持ちよく散歩できました。


意外にお寺や神社が多く、個性豊かなカフェや居酒屋もありました。



東京都庭園美術館は、旧朝香宮邸で、皇族のお屋敷だった緑深い、ひろ~~い敷地に囲まれた美術館でした。
日本庭園、西洋庭園も美しかったです。


アールデコ調と言われる内装、豪華なのですが、
それを感じさせない落ち着いたベージュっぽい色合いや、シンプルなデザインがとってもすてきでした。


メディチ家のジュエリーの数々、素晴らしかったです! ! !
息を呑む豪華さでした。
美術館の中は撮影できませんでした。


入口のアーチから見ると・・・・・・みどりも力強いです。


売店やカフェのある棟です。ガラスと日本庭園のみどりが、いかにも涼し気で、
デザインが映えます。


西洋庭園のオブジェ、この作品、好きです。


こちらも、みどりと調和して、すてきです。


美術館を出て、目黒駅に向かって歩いていたら、カレーのいい香りが・・・。
内装がエキゾチックなカレー専門店でした。布地のキルトみたいな壁おもしろいです。


ビルの隙間にあった壁面のグリーン。スペースがなくてもできる癒しの空間です。


行人坂、とにかく、急勾配! ! !下るのも、登るのも大変です。
平均勾配15.6%とのこと。上と下の落差が約22mあります。


坂の途中の大円寺に大日如来堂を造るために、多くの行人がこの辺に住むようになり
行人坂と呼ばれるようになったそうです。



この急坂の途中にへばりつくように「大円寺」はあります。
このお寺には、たくさんの石仏がありました。


入って左側には、五百羅漢像、
やわらかい夕日にはえて、ひとりひとり優しくみえますが、それぞれが豊かな表情です。


真摯で凛々しいお顔立ち。見ている方も凛としてきます。


ほほえましいです。


しづかな笑顔、心落ち着きます。


店先に置いてあった子供のながぐつ。かわい~~いじゃん!!


坂を下って目黒川の太鼓橋を渡りました。今度桜の季節に訪れてみたい・・・・・・。


小さなバック屋さん。時々しかお店を開けないそうです。
気まぐれバック屋さんです。


昭和レトロな居酒屋さん。さび具合にも味があります。


通りに面して可愛い洋服屋さん。バックや帽子も涼し気です。


通りの奥に隠れ家的なカフェ発見! ! !


自作の作品を色々配置しているアトリエカフェという感じのお店でした。


お食事もできました。「焼魚定食」な感じではなかったのですが、
頂いたらとても美味しかったです。


2階はアトリエ兼作品の展示場になっていました。
柔らかな日差し、白い窓、ガラス越しのみどりの蔦が優しいです。


このしぶ~~い感じ、どうすればこんな風に仕上がるのでしょうか。


このランプもここでの作品です。あったかさ、伝わってきます。


サラダが似合いそうな、可愛いお皿です。


更に大きな通りを渡って五百羅漢寺へ・・・・・・・・・・・ 圧巻でした。
300以上残っている等身大の迫力ある羅漢像。
300年前、松雪元慶(禅師)という人が、托鉢で集めた浄財を元に十数年かけて作り上げたそうです。
残念ながら撮影禁止でしたが、感動しました。



「庖魂の碑」がありました。魚の形をした自然石です。魚鳥と庖丁を供養しているそうです。はじめて見ました。


五百羅漢寺から300m程先にあった たこ薬師、
こじんまりとしたお寺なのですが、子宝や出世のご利益を求めて全国から参拝客が訪れるそうです。


さっきのアトリエカフェで出会った おしゃれなワンちゃん、また出会いました。


罪を犯した権八と遊女小紫の物語、
江戸版ロミオとジュリエットのような二人を哀れんで建てられたのが、この比翼塚と。
この物語は、浄瑠璃や歌舞伎に脚色され、「お若け~えの、お待ちなせ~やし」
という有名なセリフとともに 今でも演じられているそうです。
比翼塚の前にちっちゃな石仏ふたつ、2人を供養しているのでしょうか。
かわい~~いっ!!


目黒不動尊に着きました。
808年に創建されたお寺で、江戸時代の三大不動尊の一つとのこと。
この辺、江戸時代には門前町として とても栄えたそうです。
落語の「目黒のさんま」は、このあたりにあった参詣者のための茶屋が
舞台だということです。



境内に「無事」かえるが・・・・。なぜか哀愁たっぷり・・・・・。


本堂です。
厳かに・・・・・手を合わせました。
この朱色、大きな提灯・・・・・・はなやかです。


本堂の背後に堂々たる大日如来像がありました。
逆光ですが・・・・・・。
1683年作と。お顔がとてもやさしいです。


比翼塚にあった 本当にちっちゃな石仏。
得もいえぬこの表情・・・・・。
最高です! ! !



目黒には、驚くような急な坂がありました。江戸時代には「夕日の丘」と呼ばれ富士山も見られ、美しい風景の名所だったそうです。大円寺や目黒雅叙園には、今でもその名残が残っていました。


表の印象は地味でも、中に入ってみたら個性が光る魅力的な場所も多かったです。
あのアトリエカフェ、気に入りました。時々焼魚定食を食べに来たいです。


それにしても、あの石仏の素朴でひたむきな表情は、いつまでも心に残ります。
















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