インドの旅 - 9 - ガンジス川の幻想風景、沐浴

インドに行くならぜひ見たいと思っていた ガンジス河の沐浴風景・・・


朝は 4時に起き これから見に行きます~!


まだ暗い中 ベナレス最大の沐浴場として知られる
「ダシャシュワメード・ガート」へ。


歩いていると、こんなに 朝早いのに 
あっちからも こっちからも 沐浴に向かう人々。


ヒンズー教徒にとって、ここ、ベナレスのガンジス川は憧れの地、


一生に一度はこの地で沐浴をして、世俗の穢れを浄めたいと願っているんだそうです。

路上では、こんなものが売られています。
歯を磨くための 木の小枝なそうです。

ガンジス川へ降りる階段には 
昨夜祈りの儀式 アルティが行われた祭壇が ひっそりと並びます。

ダシャシュワメード・ガートから、手漕ぎのボートに乗り、
ボートはゆっくりと岸沿いを滑り、

河沿いに建ち並ぶ 400~500年前の建物を見ながら進んでいきます。

きっと数百年前から変わらぬ風景なのでしょう。


川面はとっても穏やか・・・そして、幻想的・・・。


シーンとした静寂の中

遠くに 祈りの風景が見えます。

船を漕ぐ音だけが ひびき・・・

川面を進む小舟と、河原で燃える赤い炎が遠くに見えます。
なんと~、火葬場なそうです(撮影禁止でした)


遺体を荼毘に付しているとの説明です。


死んだら火葬場で焼かれ、その灰をガンジス川に撒かれることで
輪廻から解脱できると 信じられているんだと。


そして、そのすぐ目の前では、洗濯をしている人たち・・・・。 

ガンジス川に祈りをささげながら・・・・

この水で身を清めている人も見えます。 

体を洗い、皿を洗い、衣服を洗い、
沐浴する巡礼者、瞑想する修業僧、


洗う人たち、泳ぐ人たち・・・
ボートから カメラを向ける外国人旅行者・・・。


何だかすごいです。

この河で沐浴をすれば、今までの罪がすべて洗い流されると言われ
人々はここで沐浴をしたり、歯を磨いたり、洗濯したり、牛を洗ったり、

普通・・・ 
それ全部 同じ場所で、
同じ水で、やらなーい~!・・・と思いますが・・・


でも、そのすべてを飲み込むのが聖なる河ガンジス川なのだそうです。


この街は 雑多な雰囲気と 宗教的な神秘さが混じり合ったような・・・
生から死までが ぎゅっと凝縮されたような・・・不思議な所です。

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