心洗われる 世界遺産 海印寺へ


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全州からバスで一時間程行ったところに、こんな面白い形の山が
見えました。


馬の耳に形が似ているので、馬耳山と言うそうです。
愛嬌たっぷりです。
ジブリのトトロの耳のようにも見えます。


海印寺が近づいてきました。


この辺り一帯は、伽耶山国立公園とのこと、山登りを楽しんでいる人も
見かけました。


紅葉は終わっていますが、冬枯れの景色も味があります。
海印寺は この秘境という感じの 山の中腹にあります。


海印寺は1200年あまりの歴史を持つ、韓国最大規模の寺院なそうです。
仏教三宝のうちの「法宝」(仏教聖典)がある三宝寺刹のひとつとのこと。


駐車場からは約2km、30分程歩きます。
少しだけ残っている紅葉を楽しみながら、ゆる~~い坂を登って行きました。


ようやく海印寺入口です。


この門は
「世の中のあらゆる煩悩と分別心を振り払って、清浄無垢の心で仏様の世界に入る第一門」なそうです。

襟を正して門をくぐります。


鮮やかなもみじ、とってもきれいです。


この門 基本真理を表す解脱門なそうです。
「現世の苦悩から抜け出して自由の境地に達する」という意味なそうです。
また、襟を正して門をくぐります。


いくつかの門をくぐり、やっと境内へ。
かなり急な階段を登りました。


境内右側にある梵鐘楼です。
日本とはちがい、地面ぎりぎりに吊られていました。


本殿にあたる大寂光殿です。外の壁画には、お釈迦様が出家し、修行を積んでいく話が描かれていました。


金色に輝く本尊仏・・・まぶしいくらいに輝いていました。
いいお顔。慈愛に満ちている感じがしてきます。


1818年に再建されたもので、有形文化財とのこと。


毘蘆殿です。
国内最古の仏様が奉安されているそうです。


この屋根、見事! !です。


海印寺は世界遺産です。対象となったのは、八万大蔵経。
81340枚の経版がここに収められているので、八万大蔵経と言われているのだそうです。


大蔵経とは、仏教聖典のことで、2881258枚の版木に8万4千法文が刻まれているそうです。


1236年高麗時代15年かけて作られたものとのこと。保存方法もかなり工夫されていたそうです。


経版が並べられている様子、圧巻! !です。



お馴染みの般若心経が、売られていました。あの版木で印刷されたものなのでしょうか。


山々に囲まれ、時間が止まったような静けさです。
ここまで登って来ると、すっかり心が洗われた気がします。


もみじと土塀のやわらかい風合いがぬくもりを感じさせてくれます。

これから慶州へ、韓国を代表する世界遺産、仏国寺に行きます。





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