北スペインの旅-17- ビルバオに行く途中の大事件
パンプローナで約6時間程過ごし、いざ、ビルバオへと列車旅は順調に進むはず
だったのですが・・・・・。
ここで、とんでもない事件が起きてしまいました~(゚Д゚;)!
パンプローナを出てミランダという小さな駅で乗り換えたのですが、
列車はぎゅうぎゅうに混雑していて、スーツケースを収納するスペースが、
もう満杯~(*_*;!
仕方なく、客室の通路にスーツケースを置いたまま~
ジニアは前の列車を見てくると、手ぶらで一つ前の列車まで、スーツケース置き場の
空き具合を見に行ったのです。
もうすぐ、発車の時間なのに、いつまで経っても戻ってこないジニア~(≧▽≦)!
列車の乗車口まで見に行ったら、なんと~~!
すぐ前に連結していた車輛がいないのです~~(@_@)!
この車輛が一番前~!
そんな事はない! !
確か前の車輛と連結していたはず~(゚Д゚;)
もしかして~
前の車輛は切り離されて どっかへ行ってしまった~!
ひゃぁ~(◎_◎;)!
ヤバい~ジニアは手ぶら・・・・!
お金も、スマホも、地図もパスポートも何も持っていない~(+_+)!
慌てて、駅員をつかまえ、
前にいた筈の車輛はどこへ行ってしまったの~?と
未熟な英語で聞いても
イングリッシュは全然つうじなーい! !
身振り手振りでもダメ~(≧▽≦)
さぁ どうしよう!
ジニアはもっと真っ青だろうなー。
なすすべもなく、列車は発車し、進む・・・すすむ。
ほどなく車掌さんがやってきて、
「ジニアが間違ってサンセバスチャン行きの列車に乗ったらしい。
向こうの列車の 車掌さんの電話口に ジニアがいるから話して下さい」と。
ああ~~! ! 良かった~°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
話してみたら、親切な乗客の方が、ジニアの拙い英語をスペイン語に通訳してくれて、
車掌さんに なんとか、この状況を説明できたと。
次のビトリア駅に着いたら
タクシーで、ビルバオに向かう・・・・
料金は後払いと車掌さんが運転手に説明してくれると・・・・
何時になるかわからないけど、今日中には、なんとかビルバオの駅まで
行けそうだと。
急に力が抜けてヘナヘナです~(*_*)
それにしても、乗り合わせて 拙い英語をスペイン語に通訳して下さった
親切な乗客の方、
丁寧に状況を聞いて 適切な対処をして下さった車掌さんに感謝・・・感謝です!
次のビトリア駅では、これまた、とっても親切なタクシードライバーさんに出会い、
料金後払いなのに・・・・
猛スピードで高速道路で山越えし、バニアの列車よりも20分ぐらい早くビルバオの駅に到着したのです。
あげくの果てに列車を待っている間、タクシードライバーさんにコーヒーを
おごっていただいたそうな~(^0_0^)
思いがけない大ピンチに、思いもかけないほど スペインの方々に
暖かい対応をしていただき、この困難を乗り切ることができました。
何度お礼を言っても言い切れない程です。
お金の問題ではないのですが、ドライバーさんには、僅かばかりの謝礼を
受け取っていただきました。
本当にありがとうございました。
さて、ビルバオのアバンド駅、とっても大きい駅舎です。
コンコースには、こんなに美しいステンドグラスがありました。
外はもうすっかり日が暮れています。
それにしても、ハラハラドキドキ、冷汗が止まらない数時間でした~-☆!