ちょつと旅~2018 遠野物語
ここは、岩手県遠野市。
柳田國男の「遠野物語」の舞台です。
岩手県の遠野は「民話の里」とも呼ばれるほど
古い言い伝えが たくさん残る町。
その言い伝えを
民俗学者の 柳田國男がまとめ、
今から100年以上も前に刊行したのが「遠野物語」なそうです。
よくある昔話のような「昔々あるところに」という形じゃなくて、
具体的な 場所や人名が出くるのが この物語のおもしろいところなそう。
この本は むかーし読んだのですが、強烈な印象だったのを おぼえています。
あれからもう 何年もたって・・・。
現地で聞く遠野物語ってどうなんだろう。
さっそく、語り部さんの昔話が聞ける
「とおの物語の館」へ行ってみました。
お話し中は撮影禁止ー😞。
「昔と比べると、遠野弁も ずいぶん標準語化されました」と
語り部さんは言ってましたが、
なんの なんの。
地の言葉で語られる昔話は、ホント異国の言葉のようで
懐かしい感じもして( ^ω^)・・・
おもしろかったです。
語られた物語は、
座敷わらしや 河童や 雪女など( ^ω^)・・・
とっても 魅かれました。
「遠野物語」には妖怪や神様、様々な怪異現象が次々と登場しますが、
きょうは、遠野物語を感じれるスポット
「カッパ淵」に寄ってみることに~(´ε` )
ここは、その昔 たくさんのカッパが棲みついていたと言われー(*_*)、
川辺には“カッパ神”を祀る祠があります。
キュウリを捧げてみました(笑)
ある日、カッパが 馬をこの川に引きずり込もうとして失敗~(´・ω・`)
馬の飼い主に見つかってしまいます。
手をあわせて許しをこうカッパ。
かわいそうに思った馬の飼い主さん、
「これからは、この淵で悪さすんなよ」と伝えて
これを許したとか・・・・。
あたりは静かで、今にもカッパが出現しそうな雰囲気( ^ω^)・・・。
ちなみに、釣竿とキュウリを使って
“カッパ釣り”に挑戦することもできますよ。
ただし『カッパ捕獲許可証』が必要なそうー(^_-)-☆
どこか妖しく 魅力的な世界です。
座敷わらし、河童、鬼・・・・・・生活の中の想像力が生み出した妖怪が
たくさん出てくる遠野物語ですが、
妖怪の元祖 水木しげるが( ^ω^)・・・
この遠野物語を コミック化した本があるそうです。
そして、より物語的で、ホラーっぽい、京極夏彦の
「遠野物語remix」っていう絵本もあるそうですよ。
おもしろいですね。
遠野物語って
摩訶不思議な話が多いです。
遠野って どんな所なんだろうって、ずうっと思ってましたが、
神秘感じるエピソードが 次から次と起こる怪しい フィールド。
やっぱり ここに来てみると、
なにかしら惹かれる 不思議なものを感じますー☆彡ー