黄金に輝く国宝の数々 弥勒寺そして全州へ
百済は紀元前18年から660年まで700年あまりの間、この地方の古代国家として
栄えたそうです。
その歴史地区の中の扶余という町に寄りました。
ここは、国立扶余博物館です。ここには必見の国宝が・・・・。
この時代の最高傑作とされている国宝「百済金銅大香炉」です。
この美しさ! !
直に見るとすごいです! !
1300年以上前の作品です。
この工芸技術、見事! !としか言いようがありません。
蓋の上には翼を広げた鳳凰が。
1993年に陵山里寺址という所で発掘されたそうです。
その時代のどんな人が作ったのでしょうか・・・・。
まだ余韻が残っています。
博物館の庭には、かりんの実が・・・・。
色鮮やかです。
百済の歴史地区、溢山の百済王都跡、弥勒寺址に来ました。
これは、百済末期武王時代にこの地に造られた3つの塔、3つの金堂、
回廊をもつ弥勒寺の模型です。
日本の京都、奈良にも似ています。
中国から韓国、日本へと建築様式が伝わってきたのでしょうか。
西暦600年頃に創建されたこのお寺、特にこの花崗岩で作られた塔は百済人の独創的な作品として、歴史的に高い価値があるものなそうです。
西側の石塔は、崩壊が進みながらも、1400年前の原型のまま、1910年に発見され、
補強工事が行われたそうです。
現在は解体修復中で、残念ながら見ることはできませんでした。
発掘調査により、発見された遺物には、価値ある品々が・・・・。
特に金製舎利壺は国宝中の国宝とのこと。実際に見ることはできませんでした。
これは、展示室の写真です。
外壺の中には、内壺が入っていて、その中に瑠璃(ガラス)や
玉などの宝石があったそうです。
弥勒寺から5㎞ほど離れた所にある王宮里遺跡です。
最近この場所は百済30代王、武王によって、遷都された可能性が高いとして、注目
浴びはじめているとのこと。
もうじき日が暮れます。
この雰囲気が、日本の奈良によく似ています。
今日の宿泊地 全州に到着です。
全州はビビンバ発症の地とのこと、市内のビビンバの老舗で このビビンバを頂きました。
食前酒の母酒も甘くて美味しかったです。 本場ビビンバの味、最高でした!!
全州の宿は、繁華街のど真ん中。
丁度この日は韓国 高校生のセンター試験が終わった日ということで、たくさんの若者があちらこちらで、弾けていました。
あしたは、全州の伝統家屋の街並みを散歩し馬耳山、海印寺、仏国寺などたくさんの世界遺産を回ります。