台湾の旅⑦ やっぱりスゴイ! !中国の絢爛豪華な文化遺産 故宮博物院


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台湾に来たら欠かせない観光スポット「故宮博物院」、
歴史に翻弄されたお宝の数々! !


フランスのルーブル、アメリカのメトロポリタン、ロシアのエルミタージュと並んで、世界四大博物館に数えられているそうです。


今日は午後からMRTでここ士林駅まで来ました。
きのう夜市で間違って来てしまった駅、今日はしっかり確認して来ました。


士林駅前からはガイドブックどうり、「紅30」のバスに乗り 博物院前で降りると


中国宮殿様式の立派な博物院本館です。


収蔵品は、質、量とも世界トップクラスで、中国の歴代皇帝が継承した華麗なる秘宝が集結しているとのこと。
一度に展示されるのは、全収蔵品の1%に満たない数なそうです。
スケールが違います。


本館入口から 入場ゲートを見下ろします。
対面には、昔ながらのマンションが。
故宮博物院は、昨年開院90年目を迎えたとのこと。


1925年北京にある紫禁城が故宮と名前を改め、歴代皇帝のコレクションを公開し、
故宮博物院が誕生したそうです。


その後、中国の内戦で蒋介石率いる国民党がそのコレクションの名品約3000箱を台湾に移送、1965年から現在の地で 台湾のコレクションとして 公開されているとのこと。


午後からのためか、入館で並んでいるは少なくラッキーでした。
とっても嬉しいのは、最近カメラOKになったことです。


数ある秘宝の中でも、選りすぐりの至宝コレクションといわれている展示物を、
いくつか見ることができました。


これは、唐傭立女傭です。
このふっくらとしたほほ笑み、中国のモナリザ??・・・・。


唐時代の作品で西域から伝わったとされる靴を履いているそうです。
このふっくら感・・・なんだか癒されます。


銘文が刻まれた貴重な青銅器、毛公鼎です。
西周後期、(日本では縄文時代)の作品とのこと。


内側には500字に及ぶ銘文が刻まれ、古代史を知る文献にもなっているそうです。


これ好きです! !
唐時代の白瓷雙龍耳瓶です。
ギリシャ土器の影響を受けた花瓶なそうです。
線がとても滑らかで白磁を代表する作品とのこと。


象形文字以降の書が発達してきた様子を 展示物や映像で見ることができました。
紙を発明する以前の書は、金石文や石碑に残されているだけなそうです。


これは、拓本でしょうか・・・・・。絵文字のような漢字のルーツ、文字の成り立ちが

よくわかりました。


人も並んでないのに、ひときわオーラを放っていた! !この名品。
嘉量と言われる緻密な計量器とのこと。


およそ2000年前の青銅製で、表面には216の文字が刻まれているそうです。
わずか25cmというサイズなのに、独特の存在感がありました。

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さすが人気No1のハイライトの宝物を見るために ここだけは、長蛇の列です。


必見! !    至宝の「翡玉白菜」を見るためにこれだけ並んでいます。


この白菜、全長わずか19cmほどで思っていたより全然小さいのにビックリ! !


翡翠の原石で作られているのだそうです。
材質の持つ色合いの変化をうまく利用して彫られているとのこと。


このツヤツヤ感! !
リアルでスゴイ! !です。


清時代の作品とのこと。
よく見ると、葉の上にバッタがいます。


白菜は、花嫁の純潔を意味し、バッタは皇室の子孫繁栄を意味しているのだそうです。


このほか、ハイライトとなる必見のお宝 「肉形石」は、残念ながら
見ることはできませんでした。


無名なのですが、この白磁っぽい花瓶に魅かれました。
北宋時代、日本の平安時代頃の作品だったと思います。
この色合い、このデザイン、あったかい感じが好きです。


午後から2時間半かけて展示室を見て廻りましたが、とにかくスゴイ! ! の一言です。
素人が見ても価値ある展示品の数々、圧倒されました。


日本の石器時代に 中国では西周、東周、秦、漢時代、こんな見事な文化が開花していたのですね。


台北に来たら、ここは必見の場所だと思いました。



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