ちょっと旅 ~2016京都・祇園祭り・その1 ~
祇園祭りは京都八坂神社の神事です。
7月の間、八坂神社を中心にたくさんの神事や行事があるとのこと。
いつか見に・・・とずうっと思っていたのですが、ついに念願達成。
そのクライマックス、前祭(さきまつり)の宵山(山鉾巡行が行われる前日のこと)と 山鉾巡行を見てきました。
はじめて見る祇園祭り、雅やかで、代々伝わって来た祭事の奥深さ、味わい深かったです。
すごい人出でしっかり見るのも大変でしたが、暑さにバテ気味ながらも、京都の見どころも楽しんできました。
朝も早い新幹線で行ったので、9時半には京都駅に着きました。
京都、夏の風物詩、鴨川の納涼床がならんでいます。今晩は混みそう!!! 涼し気です。
八坂神社に到着です。
祇園祭は八坂神社の疫病神を鎮め、退散させる祭礼で、主体は氏子たちが担ぐ 明日の神輿渡御なそうです。
その神輿が3基、舞殿に飾られていました。
明日の神幸祭には、約1500人の担ぎ手が集まるそうです。すごい!!!
厄除けの八坂神社のちまきを買いました。
山鉾巡りをしていたら、各々の山鉾のちまきが売られていました。
祇園の街に下って来たら、こんなしめ縄と、祭り提灯が家々の軒先に・・・。
「笑う門に福来る」という意味でしょうか。
歩いていたら、建仁寺が・・・・・・・。
予定にはなかったのですが、入ってみました。
見ごたえありました!!!
鎌倉時代、1202年に建てられ、今も禅の道場として多くの人の心のよりどころになっているそうです。
国宝の風神雷神図屏風です。俵谷宗達の作品と。まるで動いているような迫力、 すばらしいです。
書の風神、雷神も味があります。
潮音庭と言われる禅庭、石の配置、紅葉の配置に 禅の心が入っているそうです。
法堂天井の双龍図、創建800年を記念して 2002年小泉淳画伯作と。
新しい作品ですが、天井から迫ってくる勢いがありました。
800年特別展の「禅を染める」という鳥羽美花さんの型染め作品です。 ブルーと透明感、すばらしかったです。
建仁寺を出てまた祇園に。
祇園の路地に祭り提灯・・・・。
京都の台所、400年の歴史を誇る錦市場に寄ってみました。
こちらもすご~~い人!!!
京野菜の見事な賀茂なす。
おばんざいもおいしそ~~~~う!!!
おもしろ~~~いっ!!! タコたまご。
丹波の黒豆屋さんで、みたらし団子を いただきました。炭火焼きたてのお団子でした。
食べ方、おもしろかったです。
この石臼に3粒づつ黒豆を入れ、石臼で 黒豆きな粉をひいて
それをかけて頂くのです。香ばしいかおりがほんわり、おいしかったです。
このお店の坪庭、京都らしくて涼し気でした。
市場脇の道沿いにこんな銭湯を見つけました。錦湯、道後温泉みたいな感じです。
市場を抜けて、街中の山鉾を巡って歩きました。
これは、毎年巡行の先頭を行く「長刀鉾」です。
「長刀鉾」は先頭に大長刀をつけているのでこう呼ばれているそうです。
鉾の中の見学は、下の売店で何かを買うと可能でした。でも長刀鉾は代々、女人禁制と。
その後「菊水鉾」「孟宗山」を見学し、八坂神社の脇を通って高台寺に行きました。
高台寺は北政所、ねね終焉のお寺です。
1606年、ねねが出家して開創したお寺との事。
桜、紅葉、雪景色といつ訪れても見どころがいっぱい。庭内はみどり彩かでした。
高台寺の庭園から山鉾のような塔が見えました。
祇園閣なそうです。ネットで調べたら、やはり、祇園祭の山鉾に似せて作られた
建物なそうです。昭和2年の建立と。
遺芳庵、高台寺を代表する茶席として知られているそうです。
何とも、すてきです。
開山堂(右)と観月台(中央) (いずれも重要文化財)です。1572年の建立と。 天井には、ねねや秀吉が実際に使った御所車や船の天井が使われているそうです。
臥龍廊です。開山堂と霊屋を結ぶ階段、風情がありました。
霊屋(おたまや)(重文)です。秀吉とねねをお祀りしている所で、左右に二人の木像が安置されていました。中には、桃山時代の漆工芸美術・・・・華麗な蒔絵が・・・。
涼し気な竹林。
高台寺を出て三年坂へ。
坂の途中で湯豆腐ご膳を頂きました。おとうふが、まったりとクリーミィで美味しかったです。
日も暮れて、いよいよ八坂神社の提灯に灯がともりました。
前祭宵山、石段下の四条通りでは、色々な芸能奉納行事が催されます。
舞妓さんの舞、人並みに押されて・・・・・・でもなんとか見れました。
人、人、人・・・・・・の歩行者天国、すご~~~~いっ!!!熱気でした。
それぞれの山鉾の提灯、幻想的です。明日の巡行に向け、雰囲気は盛り上がります。
前祭宵山の一日、祇園界隈は人で埋め尽くされていました。
屋台の雰囲気も気分が盛り上がります。
明日の巡行楽しみです。早々にホテルに引き上げ、力を貯えておきます。。