ちょっと散歩2017 ~ムーミン列車のいすみ鉄道・その2~
車内の指定座席は、こんな風にテーブル席があります。
この列車は地元でとれた新鮮な食材を使ったレストラン列車にも活用されているそうです。
事前に予約していれば、利用できるそうですが・・・。
今日は急に思い立ってきたので、残念・・・。
お腹が空いてきました。
何か食べるものをと探していたら、大多喜駅に、鳥塚さんの本に載っていた「いすみ鉄道もなか」が。
かつてこの線を走っていた往年の名ディーゼルカー6種類がラインナップされているそうです。 これが、とっても おいしかったです。
各駅の売店ではその他に「トレインおかき」などオリジナルな商品が色々ありました。
大多喜には、大河ドラマでもおなじみの江戸の初期、本多忠勝が築城したお城があるとのこと。 さっそく行ってみることに。
実際のお城は1842年に焼失し、今あるお城は、昭和50年に復元されたものなそうです。中は博物館になっていました。下から見上げると青空に白壁が映え 美しいです。
大多喜は、房総の小江戸と呼ばれ、蔵造りの家屋などがあり、城下町としての昔の面影が数多く残っていましたが、その様子がお城の中にも展示されていました。
大多喜駅に戻り、次の電車に再び乗車します。
今度の電車では、念願の訓練運転士さん を間近に見ることができました。
隣には、指導担当スタッフと思われる方がいます。
お二人とも真剣な表情。
本に書いてあった「訓練費用自己負担運転士」の方?
この方が 訓練費用自己負担運転士に 応募された方なのかはわかりませんが・・・・・
この型の古いディーゼルを運転する技術はかなり難しいのだそうです。
鳥塚さんいわく・・・鉄道マニアの究極の夢は自分で電車を運転することと。
本にかかれていた訓練費用は、なんと、700万なそうです。
それでも応募する人が絶えないそうです。
ビックリ! !です。
応募しても試験に通らなければ訓練OKがでないとのこと。
赤字続きのローカル線をなんとか存続していくための一策とのこと。
すごいアイディアです。
沿線には、桜の木と菜の花のつぼみが・・・。
桜の芽は少しふくらんでいます。
ひたすら のどかです。
線路の枕木一つ一つに 個人オーナーの名前が刻まれていたものもありました。
こんなに たくさんの人に支えられています。
ここ国吉駅に、ありました、ムーミンショップが。
数々のムーミンキャラクター・・・楽しくて、ちょっと切なくて、ホッと癒されて・・。
上総中野駅から10駅めぐってきましたが、ローカル線立て直しの取り組み、
見てみたいと思っていたものがほぼ見ることができました。
あの手この手の取り組みの様子、地域のいろいろな人たちの参加も加わって、素人が見ても、頑張っているんただなあと・・・・・。
あと4駅残していますが、ここ国吉から 今度はムーミン列車で上総中野駅まで戻ります。
ほんの一部を垣間見たにすぎませんが まだまだ、色々な取り組みがあったのだと思います。
次はどんな工夫なんだろう・・・・とワクワク感あふれるローカル線、
ミーハー風でしたが、やっぱり、実際に見てみて 感心してしまいました。
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木更津からいすみ鉄道に向かう途中、片倉ダム周辺にある清水渓流広場の
遊歩道に、今話題の観光スポツトがありました。
昨年からネットに掲載された写真がSNSで話題となり、
今、急に人気に拍車がかかっているそうです。
これは駐車場にあったポスターの写真です。
ここは、亀岩の洞窟、濃溝の滝。
この景色、まるでジブリの世界! !と人気を呼んでいます。
光が水面に反射してできるハート型は、カップルや片思い成就!!と。
駐車場には、たくさんの観光バスもつめかけ、地元でとれたお刺身の唐揚げや落花生、房総牛のアイスクリームなども売られ、賑わっていました。
こんな遊歩道を下っていきます。
途中見えました! ! 濃溝の滝のハート型の岩! !
今日の亀岩の洞窟です。
ハートとはいかず、ふたつに分かれてしまいましたが。
ハートがきれいに撮影できるのは、3月や9月の早朝なそうです。
時刻表の地図からも消えそうな町を活性化しようと色々な取り組みに挑戦されている いすみ鉄道を実際に回って とっても面白かったです。
その志に賛同し、協力を惜しまなかった地元の方々、社員の方、応援団から、個人の応援オーナーまで、一丸となった皆さんの取り組みを見て、すがすがしい勇気をもらいました。
これから桜や菜の花の季節を迎え、ますますこの地を訪れる観光客の数が増えると思います。
頑張れ! ! いすみ鉄道。