バルセロナの旅 3
サグラダファミリアを後にし、道に迷いながら北側に15分ぐらい歩きサンパウ病院に到着した。中のステンドグラスやタイル彫刻がすばらしいとの事。
ガイドツアーで中が見学できるとの情報だつたが、残念ながらお休み。あとでガイドブックをよく見たら、25,26はお休みと書いていた。ミージの情報収集不足。病院前の噴水で鳩が水浴びを楽しんでいた。
最後はピカソ美術館へ。また道に迷い、サン・パウ・ドス・デ・マッチ駅からメトロに。途中路線をL5からL4に乗換えジャウマ・プリメ駅に無事到着できた。
ここで、昼食をと、程なく歩いたレストランでランチタイム。店の前にメニューの写真があり、注文するのが簡単なので、ここに決めた。
中の雰囲気もまあまあ、客入りも良さそうだ。
注文はまず、「ツービア」これはいつでも言える。あとは写真を見てサラダ、
スペイン名物、マテ貝のナバッハ、
シーフードのパエリアを注文した。パエリアは20分時間がかかると。それでもOKと。
ここまでよく歩いた。歩数計をみたら12000歩、クタクタだ。ビールのおいしいこと。ナバッハとは、マテ貝をオリーブオイルとパセリで味つけしたものとのこと。レモンを絞って食べたら、やや硬いが香ばしくておいしかった。パエリアはまあまあ満足、大いに元気回復できた。
ピカソ美術館に着くと、チケット購入に長蛇の列。一瞬また疲れが戻ってきた。でも、来る前にミュージアムパスポートのバウチャーをインターネットで購入しておいた。
これを見せれば、もしかして、並ばなくて済むかもしと、スタッフにバウチァーを見せた。ラッキー!!スタッフがチケット購入窓口まで案内してくれた。並んでいたら30分はかかったと思う。やはり、事前学習は大事だ。
ビカソ美術館は古城のイメージだ。入口すぐに階段があり、その雰囲気が何とも重厚な感じがする。
展示は青の時代から始まっている。若いころの自画像の絵は、痩せていて、神経質そうな鋭い眼が印象的だ。ピカソの絵の魅力は何といっても、人物の目の表情が生き生きと描かれていることだ。若い時代には、私などの素人が見ても、本当に絵が上手という感じだ。後年になって、キュビズムや、ゲルニカ様の絵の印象が強いが、誇張のない、普通の絵もたくさん書いている。ベラスケスのラス・マニーナスや王女マルガリータを、ピカソ的にもじった絵が何枚も展示してあった。あーっ、後年のピカソってこういう感じなんだという感想で、よくわからない部分もあったが、線が太く力強い感じがした。 スペインの明るい海と鳩の絵も数枚展示されていた。何枚も描き続けることによって何かを探し続けていたのかなあ・・・・・と。強いエネルギーを感じたピカソ美術館でした。館内は写真撮影禁止でした。
美術館を出ると、通りに面して陶器のお店があった。覗いてみたら、バルセロナらしいあざやかな色彩のお皿や壁掛け等々。ミロ風の絵付けをしたお皿があり、それが気に入って息子宅と自宅用に二枚購入した。こういう買い物がとても嬉しい。割れないよう、厳重に包装してもらった。
その先の列を作っているサンドイッチ屋さんでフランスパンのサンドイッチを朝食用に購入。
もうじきホテルだ。足どりも軽くなった。カテドラル前の広場を通り、ギター演奏のパフォーマンスを石畳の階段に座って聴き入った。うま~い!
拍手と1€投入。ふと前の建物を見ると、ガイドブックに載っていたピカソの絵が描かれている壁面が見えた。やはり理屈ぬきで何かいい。
その横の路地を抜け、やっとホテルにたどりついた。ホテルの前のスーパーカルフールやエル・コンテ・イングレスのデパート、その他ほとんどの店は閉店しており、ホテルのすぐ近くの小さなスーパーで、リンゴ、牛乳、ヨーグルト、ジュース、ベーコン、とまと、ビールなどを買った。野菜や卵はなかった。ホテルに着いた。あー、疲れた!!本日の歩行数17834歩。12.8キロ歩いた。もう何もしたくない。持参した飯綱高原の乾そばをゆで、刻みネギ、わさび、そばつゆとすすり、りんご、トマト、チーズのサラダ、コーヒー、ビール、ジュースのごちゃごちゃの夕食を済ませた。
9時前には就寝した。