バルセロナの旅  4

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12月27日(日)
 また、朝4時に目覚めてしまった。時差ぼけだから仕方がないけど。疲れているのか、疲れがとれているのか、よくわからない。ちょっとぼーっとしてる。朝食はきのう買ってきたサンドイッチとヨーグルト、コーヒー、牛乳、ジュース、ありったけの食材だ。

 今日はミロとカタルーニァ美術館、カサ・バトリョ、夜はフラメンコを見に行く予定だ。盛りだくさんだけど、行けるとこまで、行ってみよう!    
 L3のメトロ,リセウ駅から一度L5に乗換えパラ・レル、モンジツクの丘近くの駅で下車した。ここは迷いなくクリアできた。リセウ駅前の路上にミロのモザイクがあった。バルセロナは、街そのものが美術館だ。

 最初はフニクラに乗り、丘の上に行くつもりだった。でも、いくら探してもフニクラの駅はないではないか。さあ、どうしたらいい?「ドンテ、エスタ、フニクラ?」と通りがかりの人に尋ねてみた。丁寧に応えて頂いたのだが、早口で何を言っているのかよくわからない。ただ、ブロークンと通りの向こうを指さしてバスと言って下さっているのがわかった。フニクラは故障中だから、その先のバスに乗って行け、という事なのか。訳がわからないまま「サンキュー、グラシャス、グラツチェ」思いつく単語でお礼を言い、通りを進んでみた。あっ、バスが止まっている。

 運転手さんにミロ美術館に行きますか、と尋ねると、行くと。あー、良かった。早々にバスに乗り込んだ。バスはグルグルカーブを曲がりながら登っていく。モンジックの丘だ。バルセロナオリンピックで有森裕子が走ったマラソンを思い出す。

 下には地中海が見え、大型客船が停まっている。バルセロナの街も一望できる。空は青、暖かい。オリーブやシュロの木もキラキラ輝いている。やっと終点のミロ美術館に着いた。

 開館は10時からなので、まだ30分ある。小腹が空いたので、持参のチョコレートとおせんべいを食べ、美術館となりの庭園を散策した。ミロ作のモニュメントが数個配置してある。ユーモアも感じ、面白い。

 見たことがないインゲンのような木の実も写真に撮った。

 珍しいオレンジの木もパチリ。

 美術館の入口に戻ってくると、昨日サン・パウ病院前で出会った日本人のご夫婦がこちらに手を振ってくれた。話してみると年齢は私たちとほぼ同じ、鹿児島から4泊でバルセロナだけを周っていると。現役バリバリで働いていらして、大変お忙しそう。4泊はもったいないけど、それでも来られるんだから、すごいなあと思った。さて、ミロ美術館に入場。


 作品の展示がゆつたりと明るい。白壁を基調にしている。原色が多いから色が映える。モニュメント、タペストリー、絵画、抽象的なデザインだけど、シンプルで構図がすばらしい。私はこのすっきり、はっきりしたミロの作品が好きだ。色は赤、青、黄色、緑、黒、マルや三角、ヒューと伸ばした曲線、とてもいい。屋上にあるモニュメントも色、デザインがいい。

 構図を真似て自分も書いてみたくなる。本当に大好きだ。
ミロ美術館から坂を少し下ると15分程でカタルーニャ美術館に到着した。

 入口からの眺望がすばらしい。

 遠くにスペイン広場、下方には神殿のような大柱が4本立っていてその手前に噴水がある。夜には、カタルーニャ美術館をバックにライトアップされた噴水ショーが行われているらしい。汗ばむ気温で上着を脱いで歩いている人が多い。館内に入った。重厚な外観とは雰囲気が違い、新しい感じがした。
ミロの壁画もあった。

 天井の絵も何か本物感がない。ガイドブックを見ると、この美術館は、1929年の万博に合わせて作られ、1934年改築されて美術館になったとのこと。しかし、ロマネスクの分野では世界でも有数のコレクションを誇っているらしい。ただ、広すぎる。作品が多すぎて疲れた。ちゃんと見たら一日以上かかる。私たちは、早足で通り抜けるという感じで、軽く見て廻った。モダンアートの部分だけ少しまじめに見た。それでもクタクタだ。足が棒のようになり、目も頭も疲れた。
 館内のレストランで昼食を取ろうと思ったが、誰もいない。真っ白いテーブルクロス、ピカピカのワイングラス、とっても高級感を感じ、入るのをためらってしまった。そのまま広場に下り、明日のバレンシア行きの切符を買いにメトロでサンツ駅に向かった。


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