バルセロナの旅 2

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12月26日(土)
 時差ボケもあり、朝は4時半から起床。こんな時間に朝食をとるなんて、めったにない。スマホの「しゃべって翻訳」の使い方を確認した。パスポートはたぶん安全とみなし、室内のセーフティボックスを使うことにした。7時半にホテル出発。

 この時間でも外はまだ暗い。湿度は90%超えとのこと。手や肌が荒れず、ハンドクリームは使わなくて済む。さあ、いよいよ今回の旅行のメイン、サグラダファミリアだ!!!
 カタルーニャ広場には赤いバラが咲いていた。

 冬でもそんなに気温が下がらないんだ。広場脇にベンチ兼、街燈があり、これもガウディっぽい。

 グラシア通りに入ってすぐにメトロの駅があり、そこから三つめにサグラダファミリアの駅がある。メトロの10回券を買った。



 買い方は簡単だった。10回券の絵のボタンを押し、お金を入れればOK。乗車ホームは、地図で終点の駅名を見て、その表示が書いてある方のホームに下りればいい。ここまではスムーズにできたのに、電車が到着しても、ドアが開かない。脇を見ると隣のドアは開いている。どうやらドアの丸印を押して開けるらしい。

 あわててマルを押したら開いた。ちょっと恥ずかしかった。
サグラダファミリア駅に到着。エスカレーターを上り、上を向いたらすごい!!!!!

 すっきりと晴れた青空を抜けるように気高くすっくと塔が4本立っていた。東側の生誕のファサードだ。池の脇のベンチで写真を撮った。まわりはみんな日本人。「写真をとりましょうか」「撮ってもらえますか」と身内気分だ。ネットで予約したチケツトを提示し、いよいよ東側の生誕のファサード。

 外尾悦郎の東方の三博士の礼拝や天使の合唱隊がとても優しい。

 受胎告知など、このサファードは唯一ガウディが生きているうちに完成し、それを外尾悦郎らが近年になって修復したものらしい。何か手作りの温かみが曲線の多さから伝わってくる。
 中に入ると讃美歌が心地よいボリュームで伝わってくる。地下でミサが行われている。柔らかい光がモザイク様のステンドグラスから入ってくる。ステンドグラスは赤、オレンジ、緑、青の四つの基調の濃淡で構成されていた。東側は青、西側は赤が基調になつている。

 柱は見事だ。上にいくにしたがって二つに分かれたり、四つに分かれたりして天井を支えている。力学的には、円柱をねじって強度を上げていて、デザインの発想はヤシの木からきているらしい。柱の削り型もすばらしい。

 天井はシュロの葉のモチーフで飾られ、教会の中はまるで森のように見える。

 指定された時間にエレベーター前に行き、エレベーターで東側のファサード、塔の中間まで上り、階段で下ってきた。通路が狭く混雑しているが、バルセロナの街が一望できた。混雑していて思うように進めなかったが、それでも、生命の木の裏側やカタツムリの階段を上から、下から面白く堪能できた。

 次は地下を巡った。ガウディの設計構想やその模型、これまでの作成の流れやねじれの構造、柱の削り方の原理、職人たちの工房など

 逆さ吊り模型、内戦と大戦によって破壊された後の修復の様子もよくわかるように展示されてあった。

 ミサが地下で行われている様子が一階から、ガラス越しに見えていたのに、どうしてもそこにたどり着くことはできなかった。たぶんガウディのお墓もそこにあったのだと思う。とても残念。心をこめて手を合わせたかったのに。最後に正面のファサードを見に行った。前面の彫刻がまだ何もできていないからか、近代のビル建築現場の様な印象を受け、少しガッカリした。

 外に出て少し離れた場所からサグラダファミリアを見ると、もう少しモヤがかかったように霞んで見えた。街の風景に溶け込んで霞んで見えるサグラダファミリアもまたいい。

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