北スペインの旅-22- レオンのパラドールまで

北スペインの旅も6日目。
きょうは スペイン北部のローカル線を走り、レオンに向かいます。


ビルバオからは、一日一往復しか走らない 9時42分ビルバオ発 レオン行。


一昨日 散々なトラブルにみまわれたミランダ駅を また通り、


ミランダで サン・セバスチャンからの列車と合流し、
レオンには、14 時28分に到着する予定です。

ミランダを過ぎると山間部・・・
こんな険しい山々や、風力発電の風車もたくさん見れました。

定刻どおりレオンに到着です。
ここレオンは スペイン北西部にある
カスティーリャ・イ・レオン州 レオン県にある県都です。


10~12世紀にかけて栄えた旧レオン王国の首都なそうです。

駅舎は予想外に質素で、人影もまばら・・・・
ホントにここは、レオンかしら・・?と思うほど。


今日の宿泊先はパラドール、歩けば20分ぐらいの距離なのですが、
スーツケースをガラゴロと引いて歩くのは大変、タクシーで向かいます。

この街は ベルネスガ川のほとりに開けた この地方の商工業の中心都市、


駅を離れると、中規模の新市街地や
旧市街の教会や中世の邸宅跡などが落ち着いた たたずまいを
見せています。


今日の宿、パラドール「サン・マルコス」修道院が見えてきました。
ウワォ~っていう感じです。


建物の長さは、100mにも及び、この外観・・・プラテレスコ様式と言うそうです。

宮殿かと見間違うような豪華な造り~)^o^(!
いつもの安宿とは、格が違います。
スゴイ~(((o(*゚▽゚*)o)))です。

前の広場には、十字架の前に座る旅人の像があります。
ここは、サンチャゴ巡礼路で最大の街・・・・。


十字架の下で休んでいる旅人は、サンチャゴ・デ・コンポステラへの
巡礼者のようです。


頭にホタテ貝の印のついた帽子をかぶっています。
どことなく、スペインの守護聖人、聖ヤコブのようにも見えます。

外観に圧倒されながら、ホテルの入口へと向かっていきます。
入口前に立つとこんな感じです。


ここは、12世紀にドニャ・サンチャ王女のために建てられた
サン・マルコス修道院だったところ。


その後1541年に併設の教会がつくられ、1964年からはここの一部が
パラドールとして使われるようになつたそうです。

パラドールって 主にスペインの古いお城や宮殿、修道院などを改装して
国営のホテルとして再利用しているものなそうです。


かなりリッチな雰囲気なのに、値段は意外にリーズナブル。


そして、ここレオンのパラドールは、すべてのパラドールの中で
一番おおきくて、荘厳で華麗なパラドールと言ってもいいのだそうです。

さっそく中に入ってみると、
右手には、雰囲気抜群のサロンみたいなスペース、

その奥には、中世の修道院という感じの 石造りの回廊が続いています。

こーんな所に泊れるなんて~
これは、もうすごいです°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°


今回の旅行で 最高の贅沢かもしれません。

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